LiAウェブマーケティングセクションの天野です。
SEOの今の最大の関心事といえばYahoo!JAPANの
Googleアルゴリズム導入についてですが、この提携について
ヤフーの井上雅博社長が記者向けに説明を行ないました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008/02/news086.html
説明会のなかでは、
- Yahoo!JAPANはWeb、画像、動画検索とモバイル検索で、Googleの検索エンジンと、広告配信技術を採用する。
- 「Google八分の理由が、ヤフーから見ても仕方ないと思えるならノータッチだが、理由がおかしいと思い、検索結果に反映させた方がユーザーにとってありがたい場合は、検索結果に付け加える形で補てんできると思う」(同社の梶川朗 最高財務責任者)
- 検索連動広告のシステムもGoogleのものを採用するが、ヤフーの検索連動広告「スポンサードサーチ」と、Googleの「AdWords」は「統合されない」
- 「Googleからもらっている部分は検索結果の一部」
- 「Yahoo!JAPANとGoogleは、検索エンジンは共通化しても、検索サービスはそれぞれ、今まで通り独自で展開する」
- 検索エンジンの評価は、専門部隊が以前から、定期的に実施。キーワードを「商品系」「地域系」などいくつかのカテゴリーに分けて細分化し、結果の出方などを見て評価する
というようなことが言及されています。一貫して、
「検索結果で、検索エンジンからの情報を引用している箇所は一部。
だから、検索エンジンを共通化することでユーザーに不便は生じない」という主張ですね。
今後、Yahoo!JAPAN検索の動向としては、大きく分けると
- シナリオ1.マイクロソフトの異議申請が受理されて、2008年の米ヤフー・Googleの提携時のように独占禁止法が適用される。(⇒現状維持もしくはBing採用へ)
- シナリオ2.YahooサービスとGoogle検索結果をハイブリッドで表示し、Google検索アルゴリズムを独自に調整。
- シナリオ3.検索画面から地図や広告などYahooサービスだけを切り分け、Google検索結果はそのまま表示。
などがありうると思います。
上記記事の「Google八分~」の下りを見るとシナリオ2が濃厚ではないかと思いますが、
シナリオ3になった場合は、SEOはGoogleに特化したものにしていかなければいけなくなりますね。
タグ: AdWords, Google, Google八分, SEO, Yahoo!JAPAN, アルゴリズム, スポンサードサーチ, マイクロソフト, 井上雅博社長, 検索エンジン, 検索連動広告, 独占禁止法
LiAメディアセクションの加藤です。
GoogleがWebmaster Central Blogで7月20日に公開した記事は、
非常に素晴らしい内容でしたので、ご紹介させて頂きます。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/2010/07/google.html
詳細はぜひともブログ記事を読んで頂ければと思いますが、
結論としては、Googleは自社の検索技術における情報について
これまでに論文やレポート等のパッケージコンテンツ、
フォーラムへの参加等のライブコンテンツの双方において
様々な形でdiscloseしてきたという内容です。
確かに考えてみればGoogleの言うとおり、
Googleについての情報は既にWeb上だけでも処理しきれないほどの
膨大な情報があり、本当にclosedな情報はごくわずかなのかもしれません。
問題は、その情報に対する私たちのアクセス能力の問題であり、
もしGoogleについての有益な情報が得られないという現状について
その責任を問うとすれば、それは恐らく私たち自身なのではないでしょうか。
Googleが公開する有益な情報やPatent情報の多くは英語で公開されています。
例えば日本のSEO会社に、Googleの論文を正しく読み解き、
SEO戦略に転嫁させることができるコンサルタント、スタッフがどれだけいるのか。
このような部分が、いわゆるホワイトハットSEOと呼ばれるような
検索エンジンフレンドリーなSEO会社とそうでない会社を
決定的に分かつ、いち要因となることもあるのではないでしょうか。
弊社ではGoogleSEOについては
Googleが申請している膨大なpatent情報や公開論文を基にして
インデキシング技術やアルゴリズム技術、
言語処理・テキスト解析技術などの研究を行っており、
この点については他社にはない詳細な分析に基づく
GoogleSEOのご提案ができているのではないかと信じています。
私たちが欲しいと思う情報は、既に公開されています。
後は、その情報にどうアクセスし、どう編集し、
SEOの施策に活用していくことができるか。
それこそが、一番大事なのです。
メディアセクション 加藤
タグ: Google, patent, SEO, webmaster, アルゴリズム, テキスト解析, 言語処理
LiAメディアセクションの加藤です。
本日、驚くべきリリースが出ました。
http://googlejapan.blogspot.com/2010/07/yahoo-japan.html
Yahoo!Japanの検索エンジンに
再びGoogle検索エンジンアルゴリズムの導入が決まりました。
Yahoo!Japan独自の検索システムと
Google検索エンジンが組み合わさるようですが、
今後のYahoo!SEOに対する考え方も再考せざるをえない状況となりそうです。
移行状況についてはWEBマーケティングの世界では
目が離せません。今後もウォッチしていきます。
メディアセクション 加藤
タグ: Google, SEO, Yahoo, アルゴリズム, 検索エンジン