7月 22 2010

【LPO】マルチエントランス化に向けたサイト設計

カテゴリー: LPO, キーワードマーケティングadmin @ 11:57 PM

LiAメディアセクションの加藤です。
本日はLPO(Landing Page Optimization)についての話をしたいと思います。

LPOというとランディングページの構成に焦点を絞った話になりがちですが、
本日はLPOにとって最も肝心な、
サイトマルチエントランス化についての話をしたいと思います。

WEBサイトを運営されており、
アクセス解析に携わっている方であればご存じの通り、
WEBサイトの入り口はTOPページだけではありません。

むしろSEOにせよリスティング広告にせよ、
WEBサイトに集客する際に大事なのは、

「そのキーワードでユーザーを呼び込むのに
もっともふさわしいページはどのページなのか」

ということを考え抜き、キーワード毎に呼び込むページを紐づけ、
ページURLを割り振っていく作業になります。

例えば美容系の通販サイトを例に取ってみましょう。

TOPページへの集客キーワード→「美容+通販」
商品カテゴリTOPページへの集客キーワード→「商品カテゴリ名+通販」
商品ページへの集客キーワード→「商品名キーワード」

といった形で全てのページを活かした集客設計を行うことができます。

「ランキング」というキーワードで呼び込むページには
ランキングコンテンツがあったほうが望ましいですし、
「口コミ」というキーワードで呼び込むページには
口コミのコンテンツがあったほうが望ましいでしょう。

こうして考えていくと、LPOを実現したいのであれば、
集客キーワードにマッチするコンテンツが
そもそもサイト内にあるかないかを判断する作業が必ず発生するはずです。

もしサイト内に最適なページがあるのであればそのページに呼び込めばよいですし、
ないのであれば新しいLP(ランディングページ)を作成する必要が出てきます。
もちろん、予算によっては最適ではなくBetterなページを充てることもあるでしょう。

LP(ランディングページ)とは言い換えてみれば
ユーザーのニーズとサイトコンテンツの
GAP(溝)を解消する架け橋のような存在ですから、
LPOを実現するためには
そもそもユーザーのニーズと現状のサイトコンテンツの2つについて、
正確に把握をした上で、そのGAPを正しく認識できていないといけないわけですね。

ユーザーニーズは非常に多種多様ですから、
検索キーワードも十人十色、ロングテールキーワードが
山のように存在しています。

イメージとしては、360度全方位から
ユーザーがサイトに向かってくるイメージでしょうか。

あらゆる角度から検索してくるユーザーに対して、
ぴたりとそのニーズを受け止めてあげることができる
「面」(ページ)をどれだけそのサイトが持っているか。

これがマルチエントランス化を実現する上での
重要な考え方です。

LPOについてのご相談も承っておりますので、
ご興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談下さい。

メディアセクション 加藤

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7月 20 2010

【Google Adwords】キーワード ターゲットに使える新機能が登場

LiAメディアセクションの加藤です。
本日はGoogle Adwordsについてです。

Adwordsの出稿方式に、
新しく「絞り込み部分一致」という機能が加わったと発表がありました。
http://adwords-ja.blogspot.com/2010/07/blog-post_20.html

これまでは「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」という3段階による
キーワードターゲティングでしたが、更に「絞り込み部分一致」という
新しいセグメントが加わり、より詳細なターゲティングができるようになりました。
詳しくはGoogle Adwordsのオフィシャルブログから確認下さい。

Googleのセマンティック技術は非常に優れていますが、
その技術をサービスインターフェースの中にきちんと組みこんでくる点、
そしてそのスピード、このあたりはさすがGoogleと言いたくなりますね。

「部分一致は無駄トラフィックが多いから嫌だけど、
完全一致・フレーズ一致だけだとインプレッションが絞られて集客が最大化できない」

こんな悩みを解決する機能としては、
今回がベストアンサーだったのではないでしょうか。

精度と効果については今後運用する中で見極めていければと思います。

メディアセクション 加藤

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7月 12 2010

【SEO内部施策】Yahoo!キーフレーズ抽出を活用したタイトル要素最適化

LiAメディアセクションの加藤です。
本日は、Yahoo!デベロッパーネットワークが提供している
テキスト解析のAPIサンプルコードを活用した、SEO内部施策についてのご紹介です。

Yahoo!デベロッパーネットワークでは、
Yahoo!のテキスト解析ノウハウを活用し、
「キーフレーズ抽出」というAPIを公開しています。
http://cgi.geocities.jp/ydevnet/sample/jlp/sample3/keyphrase_sample.php

上記は動作デモのURLですが、
実際にキーワードを入力すると、
キーフレーズ度合いを0~100までを指標にして示してくれます。

キーフレーズは、「形態素解析」と「係り受け解析」という、
Yahoo!が独自に有している2つのテキストマイニング技術を
基にして抽出されているものだと考えられますが、
こちらの機能を活用すると、SEO内部施策の中でも
もっとも重要度が高い、「タイトル要素」の最適化に
活かすことができます。

例えば「SEO対策のリア株式会社」と入力すると、
「リア株式会社」のスコアが100
「SEO対策」のスコアが79
と表示されます。

同様に、「SEO対策の会社」と入力すると、
「SEO対策」のスコアが100
「会社」のスコアが56
と表示されます。

このことから分かるように、こちらのキーフレーズ抽出では
「係り受け」の構造にとどまらず、キーワードの「固有度」も
考慮されていることが分かります。

「リア株式会社」というキーワードは固有名詞であり、
一般的に使用頻度の低いキーワードですから、
入力された他のキーワードに比べて
相対的な重要度が高いことが想定されます。

タイトル要素を最適化する際に、目標となるキーワードを含めることは
もはやSEOの常識ですが、加えて検索エンジンがどのキーワードを
「キーフレーズ」として認識しているのか、
という点も考慮しながらタイトル要素を
最適化してみるのもよいかもしれません。

「目標キーワードはタイトル要素の中でも左寄せにした方がよい」
といったような根拠のないSEOとは違う、真の最適化に近づく可能性もあるでしょう。

もちろん、文章の構造によっては左側にあることでそのキーワードが
「キーフレーズ」と認識される可能性もありますが、
それはテキストの係り受け構造や形態素で切り分けたときの構造、
キーワードの固有度にも依拠するものですので、
こちらのツールを活用して色々とタイトル要素を変化させてみると、
最適なタイトル要素が見つかるのではないでしょうか。

尚、「このキーフレーズ抽出で目標キーワードがスコア100を獲得すること」
=「タイトル要素が最適化された状態」ではありませんので、
あくまで参考までにとお考え下さいね。

メディアセクション 加藤

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