LiAウェブメディアマーケティングセクションの加藤です。
今回は先日に引き続き、キーワードマーケティングにおける3C分析の中のとっかかり、Customer(ユーザー)分析についてご紹介します。
キーワードマーケティングによるキーワードの選定には4つの観点がありますので、4回にわたって記事をアップをしてまいります。
今回はその第一回目となります。
検索キーワードとそれに付随する情報は、ユーザーのニーズについて様々なことを私たちに教えてくれます。最も効率良くターゲットユーザーにリーチするためには、それらの情報を基にまずは施策の対象となるキーワードを絞り込まなければいけません。
1、キーワードの「月間検索回数」
1つ目の選定軸は、キーワードの「月間検索回数」と呼ばれるものです。これは、言葉通り、そのキーワードは月に何回検索されるキーワードなのか、ということを指します。
例えば「アルバイト」などのように、月間数十万回も検索されるキーワードもあれば、ほとんど検索されないキーワードまで、多くのキーワードが存在しています。一般的に、検索回数が多いキーワードのことを「ビッグワード」、検索回数が少ないキーワードのことを「スモールワード」「ロングテールワード」などと呼びます。
検索回数だけを注目していると、せっかくSEOを仕掛けるのであれば検索数が多いキーワードを狙ったほうが多くのユーザーに自社のサイトを露出できるのだから、ビッグワードを中心に狙ったほうが良い、と考えてしまいがちですが、実はそうとも限らないのがキーワードマーケティングの難しいところです。
SEOに限って言えば、当然ながらビッグワードは、たくさんの集客が狙える半面、その分競合サイトの多くもSEOを行っているため、上位表示をすることは簡単ではありません。せっかくSEOを行っていても上位表示が実現できないのであれば、それは結局何もしてないのと同じ、コストの無駄遣いで終わってしまいます。
かといって、検索数があまりに少なすぎるキーワードも、あまり意味はありません。なぜなら、仮に上位表示に成功をしたとしても、そもそも検索される回数が少なすぎるため、期待しているサイトの流入数が見込めないからです。
そのため、まずはターゲットが検索しそうなキーワードをいくつか洗い出したら、その次にそのキーワードの月間検索数をきちんと調べる。これはキーワードマーケティングの初歩中の初歩となる作業です。そのキーワードの背後には、一体どれほどのユーザーが存在しているのか。その感覚を正しく持っておくことが、集客成功への第一歩となります。
キーワードの月間検索数を調べるためには、Googleが提供しているキーワードツールが有効です。
いかがでしたでしょうか?
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次回はキーワードの選定軸2つめ、「検索トレンド」についてご紹介する予定です。