昨日の「検索エンジンマーケティングのレシピ -SEO編」に続きまして、
本日はリスティング編となります。
リスティングとは?
検索連動型広告、PPC(Pay per Click)、P4P(Pay for Performance)とも呼ばれていますが
どれも同じ広告を表す言葉です。
リスティング広告は検索エンジンの検索結果画面に用意されている広告枠に広告を表示することができます。
検索結果画面は検索クエリによって表示が異なるので、必然的にリスティング広告も
キーワードごとに入札を行うことになります。
こうした入札方法や形式がリスティングのメリットにも繋がってきます。
世界を見渡すとYahooやGoogle、百度やBingなど様々な検索エンジンがありますが、
それぞれの検索エンジンで提供するプラットフォームが異なり、広告枠の位置や
広告の表示方法まで違うケースもあるため目的に合わせて出稿先を考える必要があります。
リスティングのメリットとは
リスティングの最大のメリットは、「調整が可能」なことにあります。
どんなキーワードであっても規約に反するクリエイティブでなければ
数日以内に検索エンジンの上位、ユーザーの目につく位置、に広告を表示できます。
例えば、ビッグワードであっても数日で上位に表示されるため、多めの予算を用意できれば
SEOよりも短期間でユーザーに訴求するプロモーションとして利用できますね。
他にも、余計な予算を使いたくない場合に入札価格を調整することで無駄コストを省き
費用対効果を高めることが可能です。
ケースにより施す対策は異なるため、一概に答えを定義することはできませんが
SEOよりも明示化された指標を管理画面で管理できることが、
ソーシャルメディア全盛期の今でもリスティングが人気の理由の一つと言えるでしょう。
リスティングのデメリットとは
メリットとも関係ある部分ですが、リスティングではビッグワードでの出稿が容易なため、
他のキーワードの予算を圧迫していないかなど、費用対効果をシビアに計測しながら判断していく必要があります。
上記を怠った結果、予算だけ消化して結果が伴わないということもありますので注意しましょう。
さらに、リスティングはSEOのようにコンテンツを拡充することでナチュラルリンクを構築する、
ナチュラルリンク構築の過程でそのコンテンツがユーザーを通して拡散していくといった
スケールメリットが適用されません。
リスティングは細かい設定や様々な機能、テクニックを利用するのですが
実は、リスティング担当者が改善のために見れるものは3つしかありません。
①出稿キーワード
②出稿広告文
③出稿キーワードや広告文と紐づくLP(ランディングページ)
リスティングは上記の改善を徹底的に実施する施策ともいえるので
施策単体としては劇的なインパクトには欠ける上、パフォーマンスは施策担当者の実力に依存する形となります。
リスティングの有効的な利用方法
どんなキーワードでも数日以内に出稿できるというリスティングの強みを利用して、
キャンペーンやイベント、メディアでの露出が決まった際に局所的に利用する
クロスメディアマーケティングが有効です。
通常の出稿にあたってもSEOで上位表示が達成できるまでの繋ぎとして利用したり、
ビッグワードのSEOに使えるほど予算を用意できない場合に
ビッグワードをリスティング、ロングテールをSEOで上表示させるといった活用の仕方もあります。
検索エンジンでは、広告の品質が一定に保たれるような改善を常に実施しているので
リスティングとSEOのリードまでには大差がありません。
SEOとリスティング、双方の特性を生かした検索エンジンマーケティングを実施していくことで
多くのビジネスチャンスが生まれることになるでしょう。
LiAメディアマーケティングセクション 加藤
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