検索エンジンにおけるオーソリティ vs. ポピュラリティ Part.2

本日もSEO by the Seaからの内容で、昨日のエントリーのPart.2となります。

Part.1はこちらです。
検索エンジンにおけるオーソリティ vs. ポピュラリティ Part.1


<以下、引用>

Authority Ranking

・提出者:(中略)マイクロソフト社
・公開日:2011年10月6日
・提出日:2010年4月1日
・概要:
リアルタイム検索とソーシャル検索のオーソリティランキングに関する概念と技術を記載する。

まず、蓄積データに設定されるオーソリティの指標が生成される。情報源に関連するデータは、この時点でオーソリティとしての価値をもっていても、オーソリティ指標が作られ蓄積される。
オーソリティの価値とは情報源の機能や話題、見るポイント(point of view:POV)、その他のデータによって定義される。オーソリティはその他のランキング機能によって決められていることもある。

ランキング機能が決まり、ランキング機能に対応するデータが得られる。ランキング機能は機能の重要性、価値や期限の信頼によって重要性を決定される。

結果、付与されたオーソリティの価値は検索結果のランキングに影響することになる。


情報源のオーソリティにもとづく検索結果の動的再ランキング

・提出者:(中略)マイクロソフト社
・公開日:2011年10月6日
・提出日:2010年4月1日
・概要:
情報源のオーソリティにもとづく検索結果の動的再ランキングに関する概念と技術を記載する。

まず、検索クエリが受け取られて解析され、トピックが検索クエリとして識別される。
次に、識別されたトピックと関連している(中略)コンテンツと対応する結果が昇格し、検索結果として得られる。

昇格した結果は検索の要求元に提示されるか、検索結果に注入される。
昇格した結果と関連する貢献度が決定でき、貢献度にもとづくフィルターが検索結果の動的な操作によって作成される。

これらの特許は、(中略)検索エンジンが貢献度をどのように見ているかについて、詳細が書かれている。
検索エンジンは個人とウェブサイト、企業と教育機関の間にある関係性について学んでいる。
情報源についてのデータは、著者の署名欄、機関や発行元、ドメインの名前によって識別されているかもしれない。

特許は下記の情報によって収集され、関連付けられている。

・情報源の性別
・情報源と関連する国
・情報源と関連する言語、実在者と情報源に関連する他の情報源
・情報源と関連するコンテンツの種類
・評価データのランキング
・情報源と関連するコンテンツの説明
・コンテンツ内のワード数
・コンテンツと関連するバージョン数
・コンテンツの著作権

検索結果で昇格したページは従来の検索結果からかけはなれたものが提示される可能性がある。
検索結果はこうした結果を表示させる可能性がある。

最後に

マイクロソフトのオーソリティ評価に対するアプローチは、Googleがしているようなオーソリティ評価と似ている。
ユーザーは、Googleのケースと同様に、その詳細については多くを知ることはできないが。(例えば、どうやって、またはなぜ著者のページやマイクロブログの投稿が検索結果でランキングされるかについて)

一方はユーザーはいくつかのヒントももらっているので、それについて下記の投稿を紹介しておく。

・著者マークアップをしたら、Googleはユーザーにも著者評価をくれる?
・あなたが知らないGoogleサークルとGoogleソーシャルサイト
・GoogleはどのようにしてGoogle+や他のソーシャルネットワークでユーザーをランキングしているのか

私が抱いている一つ疑問は、マイクロソフトの特許に書かれているオーソリティランキングのアプローチが
役立つものであるかどうかということだ。
(中略)
他のページのリンク数、ソーシャルネットワークにおけるフォロワーの数の方がまだ重要に見える気がするのだ。

Googleの著作者マークアップはオーソリティのシグナルを増やすためのもののように思える。
だが一方で、ポピュラリティがオーソリティよりも見られていると思えるような、
Google+プロフィール画像近くにサークルしている人の数が表示されているのは面白い。

<引用ここまで>


オーソリティは情報源との関連性や信頼性によって決まるものであるとしているのに対して、
筆者は少し疑問を持っているといった結論でした。
確かにオーソリティやポピュラリティは紙一重な表現な気がすることが良くあります。
ポピュラリティを集めていけば理論的にはオーソリティになれるはずなので。

ですが、検索エンジンとしては著名な機関や情報源と関連付けられている場合に、
オーソリティサイトとして認識するのが今のスタンスなのかもしれません。


LiAメディアマーケティングセクション 加藤

このエントリーをはてなブックマークに追加

Related posts

This entry was posted in SEO/SEM 全般, マーケティング全般, 検索エンジン別SEO -Bing SEO, 検索エンジン別SEO -Google SEO and tagged , , , , , . Bookmark the permalink.

コメントを残す

Get Adobe Flash player