CV(コンバージョン)を増やすためには、クリック数、中でもCVにつながりやすい良質なクリック数を増やす必要があります。
CVを増やすためのクリック数を稼ぐ方法は、
・ 検索されるキーワードを追加する。
・ CVにつながるキーワードを追加する。
の2つの方法がありますが、今回は「検索されるキーワードを追加する方法」について紹介します。
そもそも、なぜキーワードを増やす必要があるのでしょうか?
サービスや商品によりますが、リスティングのCVR(コンバージョン率)は0.5~2%の場合がほとんどです。
CVRが0.5~2%になるには、約50~200クリックでCV1件です。
また、リスティングのCTR(クリック率)も0.5~2%の場合がほとんどのため、50~200クリックを獲得するためには、2,500~40,000回広告が表示される必要があります。
つまり、ユーザに2,500~40,000回検索されてはじめて1件のCVを獲得する、ということです。
検索されるキーワードでないとCVには至らないのです。
では、検索されるキーワードはどのように探せばよいのでしょうか?
弊社でも実践している、3つの方法をご紹介します。
1、キーワードツールを使用する。
媒体(Yahoo、Google)のツールを使用する、とても簡単な方法です。
Yahooには「キーワードアドバイスツール」、AdWordsには「キーワードツール」という機能があり、関連語を検索することができます。
アカウントを持っている場合は無料で使用することができるので、ぜひ活用しましょう。
また、「キーワードツール」で抽出したワードを「キーワードお見積りツール」にかけると、各ワードで1か月に必要な金額を抽出でき、予算にあわせて、出稿キーワードの選定が可能です。
※季節によって検索ボリュームが大きく変化するキーワード(年賀状、お歳暮、水着など)の場合は、抽出結果と実際の検索ボリュームやCPCが大きく異なってくるケールが多いので、注意が必要です。
2、検索候補として表示されるキーワードを追加する。
検索ボックスに検索キーワードを入力し始めると、候補となるキーワードを提示する機能があります。Yahooでは「キーワード入力補助機能」、Googleでは「オートコンプリート」と呼ばれる機能です。
ユーザが実際に検索しているキーワードで特に検索ボリュームのあるものが、この機能で表示されます。
1つ1つ追加するのが面倒なときは、Google「オートコンプリート」に表示されるキーワードをまとめて抽出することができる、「Übersuggest」というツールがおすすめです。
使い方はこちら。
3、関連検索に表示されるキーワードを追加する。
ユーザが入力したキーワードや、その組み合わせを機械的に収集・処理した結果をもとに、検索キーワードの組み合わせなどを自動的に表示し、再検索を補助する機能がYahooとGoogleの両方にあります。
「関連検索」と呼ばれるものです。
ここに表示されるキーワードは、実際にユーザが検索しているキーワードが中心のため、リスティングで出稿してもクリックのボリュームが見込めるキーワードです。
シンプルな単語ほど組み合わせが多いため、1語で検索された際に表示されることが多くなります。
検索結果画面の最上部に表示されるため、1語で検索したユーザが、「関連検索」で表示されたキーワードをクリックする(=再検索する)回数も多い傾向にあります。
4、メディアで紹介された表現を使用する。
メディア(テレビ、雑誌など)で紹介される場合、メディアを見たユーザを流入させやすくするために、紹介された内容も追加しましょう。
表現によって、検索キーワードは変わってきます。
例えば、スープを販売している場合、テレビで「スープ」と表示されたか、「すうぷ」と表示されたかで、ユーザの検索キーワードが異なってきます。
そこで使われた表現をそのまま検索される場合が多く、検索されたキーワードとリスティングで登録しているキーワードが一致していることは広告の品質に影響して掲載順位が変わってくるので、紹介されたメディアを確認して言い回しを追加しましょう。
特にテレビの場合は、放送中やその直後が最も検索数が多くなるので、リアルタイムで紹介内容を見てキーワードを追加したほうがgoodです。
また、芸能人が関わっている(プロデュースしている、媒体で紹介している、など)の場合は、その芸能人名と商品・サービス名を掛け合わせたキーワードで検索されるケースが目立つので、リスティングでも出稿すると効果的です。
※芸能人名は該当の媒体を見た人以外も検索されるケールが多く、大量の無駄クリックが発生しやすいワードです。特にしっかりと除外キーワードの設定を行なう必要があります。
キーワードを部分一致で追加する際には、除外ワードの設定もあわせて行わないと関係のないユーザに表示されてコストが一気に跳ね上がることがあります。
上記に合わせて、除外ワードの設定もしましょう。
LiAメディアマーケティングセクション 山岸