サイトがドアウェイページに変わった場合、Googleはどうやって判断するか

本記事は「SEO by the Sea」のエントリの翻訳記事となります。
参考記事:『How Google May Identify When Sites Transform into Doorway Pages』


<引用、ここから>

サイトがドアウェイページに変わった場合、Googleはどうやって判断するか

過去に面白かったのでブックマークしていたページが変わってしまった場合、
またはサイトのトピックが以前と異なっている、書き方が以前と同じではなかったり、
またはコンテンツ内に以前はなかった多数の商業目的のサイトへのリンクが貼られている。
このように商業目的に変わってしまったページをドアウェイページと呼んでいる。

ドアウェイページはゲートウェイページだとかエントリーページ、ブリッジページ、ポータールページとも呼ばれている。
こうしたページの一番の目的は検索エンジンからきた訪問者を他のページに送ることにある。
こうしたページのサイトオーナーは、Googleに自分のページを識別してほしくないと考えている。
というのもGoogleウェブマスターガイドラインに下記のように書かれているからである。

オリジナルコンテンツを保有していない検索エンジン目的に作成されたドアウェイページや、アフィリエイトのような大量生産ページは避けること。

ドアウェイページは質が低い傾向がある。そうしたページは、検索エンジンから他のページに飛ばすために、
特定のキーワードやフレーズがたくさん書かれていたりする。

今日公開されたGoogleの特許では、検索ユーザーを他ページに飛ばすドアウェイページに
内容が変わってしまったページをどのように識別するかについて書かれていた。

(中略)

新しい特許は先週の特許と同じ名前、同じ説明のものだが、ドアウェイページに変わってしまった
ページに対して注目している。

更新にもとづくドキュメントの評価

発行者:(中略)Google
公開日:2011.10.27
提出日:2011.5.30
概要:
システムはあるドキュメントのコンテンツが時間の経過ともにどう変わったかを決めることができる。
ドキュメントにもとづいてスコアを作成する。
少なくとも、特定のドキュメントのコンテンツが時間の経過とともにどう変わったかを決めることができ、ランク付けすることができる。

新しい申請ではドアウェイページになってしまったコンテンツに注目している。
特許の説明ではGoogleが注意していることが分かる。

ドキュメントのトピック
[0114]
この発明と一致した実装によると、情報はドキュメントと関連付けられたスコアを付けられている。
例えば、Search Enginge 125は下記の方法を用いてトピックを抽出する。
分類、URLの解析、コンテンツの解析、クラスタリング、要約、ユニークな低頻出単語群、
その他のトピック抽出の方法などである。

Search Enginge 125はドキュメントのトピックをチェックして、この情報をスコアリングに利用する。

[0115]
ドキュメントと関連付けられたトピック群の時間経過による重大な変化は、
ドキュメントの所有者が代わっていることや過去のドキュメントの指標が
もはや信頼できないものであることを示している。

同様に、トピック数の急増はスパムを示している。
例えば、特定のドキュメントは安定期間と思われる1つ以上のトピック群と関連付けられている場合、
または急増がドキュメントと関連付けられたトピック群において発生した場合、
これはドキュメントがドアウェイなものに置き換わってしまっていることを示している。

他の指標として、ドキュメントのオリジナルのトピックが消えてしまうことがある。
これらの状況が発見された場合、Search Enginge 125はそうしたドメインの関連性スコアを減らす場合がある。

※Search Enginge 125:Googleの最新検索エンジンアルゴリズムの名前

(中略)

ページは過去に特定のトピックで高い評価をされていたかもしれないが、
そのトピックを扱うコンテンツがなくなってしまったことで
Googleからはウェブスパムと認定されるかもしれない。
もしページに関連するトピックの数が急増する場合、それはドアウェイページになっているサインかもしれない。

例えば、釣りに関するページをもつサイトが釣りに関連する話題のコンテンツページを失ってしまって
今はダイエットだとか旅行の情報が載っている場合はドアウェイページになっているかもしれない。

<引用、ここまで>

まとめ

ドアウェイページに関する特許があったので紹介してみましたが、
これは所謂Parkedドメインの評価の仕方でもありますね。

今まで違うサイトとして運営されたものが、いきなり多数のリンク(アフィリエイト、PPC)を
含むサイトになってしまった場合、ドアウェイページとしてスパム扱いされる可能性がある、と。

時間はかかるかもしれないですが、ホワイトハットなSEOが最終的に良いということでしょうね。
こうした特許をSEO業務にも役立てていきましょう。

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